【デンマーク生活】戦争やテロを身近に感じた経験@デンマークとボストン(アメリカ)

 今日は少し重いお話になってしまいますが、記録で記載します。

なので、ふ〜んって流し読みをしてもらっても構いませんし、ちょっと重たい話は・・・って方は回れ右をして違う楽しい記事を読んでみてください!




結論とか、オチとかなくツラツラ書いてるだけなので、すみません。(汗)





▼ボストンで経験したテロ@19歳の私

もうだいぶ昔の話ですが、2013年に起こったボストマラソンテロ事件ご存知ですか?ちょうど、私がボストンに留学していたのが2013年〜2014年で、テロの年に留学をしていたのです。

大会当日、私はあのテロがあったゴール付近に実はいました。

幸い、爆発した反対側にいたので助かりましたが、爆発した時は一体何事?というより、状況が把握できなく、目の前は血の海・・・でした。
拙い英語で周りの人に声をかけて状況を把握することで一生懸命だった私は、友人と一緒に近くのモールに駆け込んだのを今でも昨日のように覚えています。モールの中で速報ニュースをみて、やっと状況を認識。

あれは、テロだったんだ・・・

認識するまでとても時間がかかったのを覚えています。

涙がグァァァと出たのは、事件が起こって数日後。
それほど、状況を把握するまで時間が必要でした。

これが私の初めてのテロ経験。

それから7年。違う形で、また戦争、テロについて向き合う機会がデンマークで。

▼デンマークで出会った戦士たち@26歳の春

デンマークには徴兵制があるのはご存知でしたか?
私、デンマークに来るまで知らなかったのです。

ヨーロッパユニオンであることから、実はアフガニスタンでデンマーク兵士も戦っているのも、これまたデンマークに来るまで知りませんでした。

【徴兵制度の簡単な説明 デンマーク】

基本的に、デンマークでは徴兵制があり毎年抽選をして選ばれた人が6ヶ月間のトレーニングに参加をします。

抽選と記載しましたが、一方で、ボランティア募集をして参加する方もいます。実は、年々、このボランティアからの参加が多く抽選を行ってないとか。また、配属先などは、その人のポテンシャルや身体能力などの相対評価で決まります。

この6ヶ月間のトレーニング終了後、社会人になるひともいれば、大学生になるひともいたり、中には軍に再度入って本格的に仕事をする人も少なくないです。

【アフガニスタンとデンマーク】

冒頭で、デンマーク兵士もアフガニスタン戦争で戦っていた話をしましたが、このアフガニスタンに参加する兵士は全員自分で志願をして参加します。簡単にいうと、ボランティアなんです。
これは、6ヶ月間のトレーニングを終えた人が参加する資格があります。

基本的には、1回の任期は半年と決まっています。またこのアフガニスタンにいく兵士のみなさんは数回に渡る面接と精神科によるチェックをし、その中から(志願者の中から)さらに、ふるいにかけて、選ばれた人のみがいけるのです。

つまり、メンタル面、身体面が強い人しか参加することができません。

【私の友人】

私がデンマークでとてもお世話になっている友人数名は、一番酷かった2011年ごろに通算2年間業務遂行のためアフガニスタンとデンマークを行ったり来たりしていました。彼らの多くは、30代前半から中頃にかけて。そして、今でも後遺症やPDSDで苦しんでいます。

いくら、メンタル面が他の人と比べてタフでも、耐えきれないことも多かったみたいです。

今では、明るく当時あったことをお話してくれたり、当時撮った写真などを見せてくれますが、話している中で思い出し暗い表情になる場面も多々ありました。

でも彼らは話をやめない理由があるみたいです。それは、自分が体験した戦争の実体や現実を若者や後世に伝えていきたいと言っていました。

決して、あからさまに、あの時はこうだったんだよって自慢げに話すとかではなく、命のあり方や尊さを彼らの話を通して再度考えるチャンスやきっかけになればと思っていたそうです。


デンマークも日本と同じくとても平和な国です。幸せの国としても有名なデンマークですが、明るい一面の裏にはまた違う世界が広がっていることをみなさんに知ってもらいたいです。

それでは、良い金曜日をVi ses🤣


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